韓国ドラマが日本でブームになったきっかけは、2003年「冬のソナタ」です。
しかし、韓国映画が日本で話題になったのはこれよりも少し早いとされています。
2001年に放映された大ヒット映画、「猟奇的な彼女」をきっかけに、韓国の映像文化に親しみをもった方も多いはずです。
そして、この映画で主演していた韓流女優がチョン・ジヒョンです。
チョン・ジヒョンはモデル出身の女優ですが、コミカルな演技と時折見せる切ない演技、そして好感度の高さに定評があります。
多くの映画やCMに出演を果たす、韓国を代表する女優のひとりです。
チョン・ジヒョンが注目され始めたドラマは、1999年放送の「Happy Together」です。このドラマは、イ・ビョンホンやソン・スンホンなど、韓国を代表する俳優たちが出演した話題作です。
韓国での視聴率は最高で40%、平均でも35%と大ヒットを記録しました。
この中で、命に関わる大病を患いながらも、明るく振舞うイ・ビョンホンの妹役を演じました。
また、後の大ヒット映画の「猟奇的な彼女」で一緒に出演した、チャ・テヒョンと恋仲になることでも話題になったドラマです。
「Happy Together」の後、チョン・ジヒョンは映画やCMを中心とした芸能活動を行い、ドラマへの出演はしばらくありませんでした。
しかし、2013年にはアジア各国で話題になった「星から来たあなた」で久しぶりのドラマ出演を果たします。
この作品は視聴率の低迷が続く韓国にあって、最高視聴率33.2%を超える大ヒット作品となりました。
チョン・ジヒョンが演じたのは、気が強くわがままなトップスター役です。
前半ではコミカルな演技が、後半では切ない演技も楽しむことができます。
また、2016年放送の「青い海の伝説」では、人魚役を見事に演じ、安定した視聴率を稼ぎました。
映画やCMで大活躍のチョン・ジヒョンですが、ドラマの出演回数は少なめです。
しかし、映画で韓国のアカデミー賞と言われる「大鐘賞」で女優主演賞を2回も獲得しているだけあって、出演するドラマは話題作ばかりです。
ストーリーの面白さはもちろん、豪華な共演者たちも注目に値します。